突然ですが、「あなたの会社の人事課はどんな仕事をしていますか?」と聞かれたら、どう答えますか?
「給与計算とか、社会保険の手続とか、あっ、そうそう、採用もやってるよ。」
はい、それでだいたい合ってます。
「評価結果のまとめや、研修もやってるね。」
回答としては上出来です。そのとおりだと思います。
では質問を変えます。
「あなたの会社の人事課は、どうあって欲しいですか?」
「戦略を立てる部署であってほしい」
と思いませんか?
5年後、10年後の人件費予想、人口ピラミッド、理想の社員像の同定、市場が拡大傾向か縮小傾向かによる長期的な採用計画・・・これらが、本当に必要な人事の仕事です。
給与計算や社会保険の仕事など、外注に出して構いません。
単なる作業ですから、社労士に依頼すれば早く確実に完了できる仕事です。
「ウチは中小企業だから、そんなことまでは…」
お気持ち、すごーく分かります。あなたの会社の人事課が、ヒマではないことは知ってます。
私も人事のトップでしたから。
それでもあえて言います。
中小企業で限られた人員しかいないからこそ、貴重な人材を有効に使ってください。
経営者であるあなたが、人事課長に要求してください。
「経営戦略に使える提案をせよ」
と。
要求がなければ、そんな面倒なことは人事課は自主的に提案してきません。
「そんな事ができる人材がいないんだ。」
それなら、人事コンサルを一時的にでも使いましょう。線路さえ敷けば、あとは社員だけでも進めます。
今から取り組めば、数年後には人事課は重要な戦略部署になっているはずです。
Comentários