私の読者に学生さんは少ないと思いますが、元・人事部長として小さなアドバイスを書いておきます。
職種の希望を言うのは当然なので構いませんが、面接で
「いろいろな企業に 『事務職』 で応募しています。」
と言われると、私はかなり盛り下がったものでした。
(そうか、キミは事務職で採用されれば、どこでも良いんだ)
とも思うし
(簡単で補助的な事務職くらいにしか使えない、能力の低い人かも)
という疑いの心が芽生えるのです。
最初からマイナスでスタートする面接は、できれば避けたいものですよね。
面接官との話の流れで、適性や持ち味の活用、あるいは能力などのアピールができてから、「以上のような理由で、私は事務職を希望します。」ならば、まったく問題はないのですが、(事務職であればどこでもいい)(営業はイヤ)(対人関係がうまくいかないから、事務なら…)
直接こんなことを言う学生さんはいませんが、経験豊かな面接官は必ず見抜きます。
たとえ事務職の募集であったとしても、
「かろうじて事務なら出来るかもしれない、能力の低い人」
と
「事務職も十分にこなせる、いろいろな能力の高い人」
の差は歴然としています。当然ながら企業は能力の高い人を採用したいので「事務職がかろうじてできるかも知れない」程度の人は、有能な人と比較されたら不採用です。
そうならぬよう、特に「事務職希望」の方は、面接で上手く自分の価値を高める話法を磨いてください。
能力の磨き方などは書店で無数に本が手に入りますので、まず何かを始めるなり、大学のキャリアセンターなどで相談してみてくださいね。
※当社には学生さん向けのコンテンツはありますが、大学などでの講演用ですので、個人のご相談は原則としてお受けしておりません
株式会社チームグリーン 前田
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