人材育成の株式会社チームグリーン 前田です。
さて、今回は新人だけでなく全社員の育成のための見落としがちな原則をお伝えいたします。
【社員教育3分野】
いろいろな言葉が社員教育には入り乱れます。
階層別研修、OJT、モチベーションアップ、技術研修、スキル、通信教育…
私自身、たくさんの言葉を面倒に感じることもないでもありません。
しかし、今から申し上げる3つの分野ごとに考えれば簡単です。
その3つとは
① 意識付け[自分を育てるという意識]
② 知識・スキル
③ 行動変革
です。
実は、多くの企業様で 「② 知識・スキルへの偏重」が見られます。
もちろん「知識・スキル」はビジネスの「武器」ですから、とても大切です。
しかし同じくらい重要なのは
① 意識付け[自分を育てるという意識]
③ 行動変革
なのです。
① 意識付け
自分を育てようという意識、育たなければならないという気持ちが無ければ、教育の効果は20%以下に下がります。
これがない場合、
「良い話が聞けました。」
で終了してしまうのです。
育つ気がない、あるいは自然の成り行きに任せるつもりでいる社員には、研修など単なる退屈な時間でしかありません。
③ 行動変革
さまざまな理論など、本を読めば理解できるものも多いはず。
重要なのは、翌日からの実務において、自分の行動が変わったか。変えようとしているか。実践するのか。
これが最も大切です。良い燃料(知識・スキル)を入れ、アクセル(意識付け)を踏み込んでも、タイヤ(行動)が付いていなければ、自動車は進みません。
いかがでしたでしょうか?
① 意識付け
② 知識・スキル
③ 行動変革
あなたの会社の研修は、どの分野が多いですか?
ついつい「明日から使える知識」という目線で、② 知識・スキル ばかりになっていませんか?
当社を含め、世の中には多くの研修が存在します。
目移りするし、なにを優先べきかも、研修のタイトルによっても気持ちが揺らぎます。
そんなときは、それぞれの研修が
① 意識付け
② 知識・スキル
③ 行動変革
の、どの分野の研修に当てはまる研修かをまず見定め、①~③がバランス良く受講できるように考えるのがシンプルでオススメです。
株式会社チームグリーン 前田
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