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執筆者の写真前田智宏

やってはいけない「部署の序列」

おはようございます。

人事コンサルタントのチームグリーン 前田です。



さて、さまざまな文化が企業ごとにありますね。

でも存在すると、だいたい害悪としてしか機能していない文化があります。


それは

「部署ごとの序列」

です。


会社側が部署ごとに重要度を決める経営側の気持ちも分かります。

しかし、それは社員のモチベーションUPに繋がってますか?




例えば

経理と人事、どちらが上?

営業と製造、あるいは管理部門のどちらが上?

なんて、経営者の主観でしかありません。


「ウチは営業会社だから営業優遇」

これも、ワリとまかり通っていますが、個人的には害悪しか目にした事がありません。


「営業がいなけりゃ、会社は成り立たないじゃないか。」

「ごもっとも。では、管理部門は全員退職しますね。」

極論ですが、こういう事態も起きますよ。


「いや、当社は序列なんて表立って出していない」

それでは、人員表や表彰式の序列、会議の席次はどうですか?昇進スピードはどうですか?


細かいところで社員は会社の意思を読み取っています。

習慣化された序列は、就業規則なみに社員に浸透していくのです。


しかし根本的な問題は別にあります。


江戸時代の身分制度、士農工商のごとく、

「俺たちの下にはまだ下がいる。」

という気持ちを会社が利用していないか?という事です。


「もっと下がいるのだから、俺たちは薄給・激務で辛くても、彼らよりマシなんだ。」


という理屈を、無意識でも喚起していないか?




すべてそうだとは言いませんが、ブラック企業にありがちなパターンですね。

そんな身分制度、好んで飛び込みますか?


人が貴重な時代、こんな事まで経営者たるもの心を向けるべきなのです。



一人じゃ会社は動かないのですから。


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