株式会社チームグリーン 前田智宏です。
本日のお題は、
「クビにはしないけれど」
です。
はい、悪いことをするわけではないので解雇はできないし、ある程度のことはできるお荷物社員っていませんか?
私も、長年人事をしていましたが、たまーにこのタイプの人に出会います。
いわゆる「成長しない人」ですね。
いつまでも現状を守りたがって、
「前進は悪だ」
と言わんばかりに、何も進もうとせず、変化してゆく周囲の悪口ばかり言うような人です。
でも、懲戒解雇にするほど悪いこともしない。
人並み外れて成長しないだけです。
でも定期昇給で給与だけは上がっていき、若い頃は良いのですが、40歳を超える頃から給与と働きのバランスが悪くなります。
さて、どうしましょうか。
昇給をストップできる人事制度を入れてください。
進歩がない人には、給与を上げる意味がありません。
「いや、うちは年功序列で給与も上がるから・・・」
わかります。
すごーく分かります。
御社が成長中の会社なら、それで構いません。
でも、ある程度成長が落ち着き、場合によっては将来は下降線になることが予想されるなら、できない社員の給与は、
「上る前に昇給を止める」
としないと、将来の財務に悪影響を及ぼしますよ。
かんたんなことです。
働きに見合う給与を払う仕組みに変更してください。
そして、抑制した昇給原資を、良い働きをする社員の昇給に回せばよいのです。
だたそれは、おそらく社内の作業ではできません。
外部のコンサルが入り込んで仕組みを作らないと、コンプライアンスに抵触する可能性や、仕組みを変える「さじ加減」がわからず、頓挫する例をたくさん見てきました。
大丈夫です。
多くの企業で、そのような仕組みは導入済みで、ノウハウは蓄積されています。
当社でも、ご依頼のうち半数は上記のような案件です。
貢献度に見合う給与の仕組みに変更し、上げるべき人は給与を上げ、昇給をストップすべき人はストップする仕組みを導入すると、毎年の昇給額総額は変更せずに、うまく作れます。
株式会社チームグリーン 前田智宏
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