おはようございます。
コンサルをしていると、
「うちの会社で、偉くなるのは中途採用ばかりで…」
という、愚痴らしきものを人事や経営者、あるいは一般社員からも聞くことがよくあります。
聞いてみると、特にプロパー社員を冷遇しているのではなく、力のある中途採用者が上の立場になることが多いということらしい。
実際にそのような例はよく目にします。
日本企業は、新卒から育てた社員を大切にするし、かわいがる風土があります。
私自身、会社員時代は4社経験し、新卒で入社した社員が無条件で大切にされるのを何度も見てきました、。(特に不公平だとも思わず)
その中で、中途採用者の何が評価されたのか。
それは
「使命感」
の差かもしれません。
無条件に大切にされることはない中途採用者は、いつも自分の発揮しているパフォーマンスを気にしています。
20代前半ならいざしらず、30代、40代の中途入社ならば育てて使うよりは、使えるから採用したのは明白です。
ならば、期待されるパフォーマンスを発揮していないと、自分の存在価値はなくなります。
いつも自分が能力を発揮し続けている状態をキープしないとそこには居られないのです。
それが
「使命感」
なのでしょう。
その結果、新卒から勤務している社員よりも仕事ができる者として評価され昇進が早くなるのかも知れません。
その事に良し悪しはありません。むしろ公平な選考ができているのでしょう。
その意味では、新卒採用メインの会社でも、あえて中途採用をしてみるとひとつのバロメーターにもなり、刺激になるかも知れませんね。
新卒が取れない時代を逆手に取り、組織活性化の好機に転換したいものです。

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