いきなり解答を書きますが、人事制度をひとことで言えば
「経営のために、社員が精一杯頑張って楽しく働ける環境」
だと私は考えます。
一日のうち、多くは仕事をしている時間です。
でも、もし生活の大半を占める仕事が楽しくなかったら…自分と自分の時間がもったいなくて、長く続けられません。
個人の価値観はいろいろでしょう。
しかし楽しく働ける環境は、ただひとつ。
「『やりがい』と『給与』のバランスが良いこと」
これにつきます。大きな土の山を右から左へスコップで懸命に移動させ、終わったらまた左から右へ移動させるだけの仕事があったとしたら…誰も褒めてくれないとしたら…そして給与は抜群に良いとしたら…。
私なら3日で辞めてしまうと思います。
なぜなら、やりがいが感じられないから。
会社(組織)も同じです。それぞれの仕事に、楽しさや達成感がないと続きません。せっかくの給与が「嫌なことの我慢代」になってしまうのです。
仕事が忙しいとか、難しい仕事が多いというだけの理由で退職する人は、実はあまりいません。それに見合う報酬としての「やりがい」「達成感」が無ければイヤになってしまうのです。人事制度は、社員の「やりがい」と「給与」のバランスを仕組みで成り立たせる手段です。その解決、引き受けますよ。
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