多くの会社で、「目標管理制度」とか「成果主義」、「能力主義」などと言われる制度を使っていることと思います。
頑張った社員にはもっと高い給与やボーナスを。
そうでない社員には、低い給与や低い昇給率、賞与を適用して発奮させやる気を引き出そうという制度です。
ただ、この制度には非常に大きな落とし穴があります。
それは、目標に向かって走り続けられない、あるいは目標設定に疲れた社員が辞めることを前提とした制度だということです。
社員が辞めても、次々と新しい社員を採用できるなら問題はありません。
あなたの会社には優秀な社員だけが残り、業績も上がり続けるでしょう。でも実際にそうなっていますか?
なんと90%以上の会社が、「目標管理制度はうまく機能していない」 と回答しています。
多くの企業では、頑張って目標を達成しても、他の社員の二倍も三倍も給与や賞与がもらえるわけではない。辞めようにも、次の転職先が見つけられるかどうか自信がない。
結果的に、モチベーションが下がったまま会社にしがみつく社員を増やしていませんか?
20年くらい前までは、なんとか通用したんです、それでも。
それは、社員が辞めた分だけ補充できたからです。
現状はどうですか?人の採用はできず、辞められるのが怖くて当たり障りのない評価をして形骸化していませんか?
有名な企業は別として、大多数の日本の一般企業にとってはもう現状に合わない制度なのです。
時代が変わってしまったからとしか言いようがありません。昭和・平成の時代に作った人事制度は、労働者がたくさんいる時代の制度です。
人が居ない時代に変わった以上、同じ制度を続けていると人手不足による業績悪化で会社が倒産します。そろそろ人事制度を作り変えて、令和を生き抜く制度にしましょう。株式会社
チームグリーン 代表取締役 前田智宏
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