こんにちは。株式会社チームグリーン 前田智宏です。
今回は、これから人事制度の変更をしたいと考えられている経営者や人事責任者の方に読んでいただきたい内容です。もちろん現在は制度がなく、これから作りたいと思われている方も居ることでしょう。
現在の人事制度を変えたい場合、目的が色々ありますよね。
従業員側から見ると、人事制度または評価制度が新しくなるということは、恐怖の出来事だと知っていただきたいのです。
「いやいや、ウチの会社に導入しようとしている制度は、社員にとっても良いことなんだ。」
とおっしゃる方が多いと思います。
頑張ったら頑張ったなりの報酬や地位が与えられるのに、悪いことなどあるものか、と。
確かにそのとおりです。
しかし、今までと自分を評価する方法が変わるということは、やはり怖いのです。
価値観が変わるかもしれないという恐怖心もあるでしょう。
いままで良かったことが、評価されなくなる。
今までの自分の振る舞いが、評価されなくなる。
努力して得た地位を失う。
歳をとったと言うだけで閑職に追われる。
給与が下がる。
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それはもう、いろいろな恐怖心が心に渦巻くわけです。
人事制度を変えるときは、恐怖心をできるだけ緩和してあげてください。
「こんな制度になりそうだよ」
「給与が下がる人はいないらしいよ」
など、事実の範囲で少しずつ情報をリークしてあげるのも良いでしょうね。
ただし、社員が不安を覚えるのは最初だけ。
すぐに慣れます。
劇的な変化も時にはありますが、やはり慣れます。
人事制度を変えるときは、社員の不安はケアしつつも、ブレずにやり切ることが必要になります。
そうしないと狙った効果が現れないことにもなりかねません。
変えるべきは制度によって変化する社員の心です。
新しい制度に適応しようとする者、反発する者、どうにでもしてくれと無関心を装う者など、反応もまちまちです。
しかし
新人事制度で何を実現したいのか。
その狙いを社長や人事責任者がしっかり軸として持たないと、社員の声に信念がブレてしまいます。
企業は人なり。
しかし人は放っておけば各々の目指す方向に行ってしまう。
だからそれを束ね、企業が向かいたい方向に向かうために人事制度を作り、何をしたら褒められるのかを明確にする。
単純な話なのです。
それらをしっかり社員に説明すること。
これが人事制度を変更するときの条件です。
自社では人間関係が絡んでやりにくいこともあるでしょう。
そんなときは、私を呼んでください。
精一杯、貴社の目指す方向に向かえる制度を共に作ります。
株式会社チームグリーン 前田智宏
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