今回は、【人事課のチカラ】 という題にしてみました。
私、わりと最近まで企業人事の責任者でした。
毎日のようにいろいろな事が起きて、楽しく過ごしていました。
それに人事課については、各社の人事課を見てきましたので内情はよく分かります。
そしていきなり結論を言いますが、人事課の機能は【経営の意思を組織で具現化すること】コレしかありません。
企業経営の目的は、利益の獲得であることは言うまでもありません。
しかし、その獲得手段や方針、道筋はさまざまです。
人事課は、経営の意思が早く確実に実現できるよう、組織の最適化をする部署です
「えー?うちの人事課は、言われたことをするだけだよ。経営者から何も言われてないもん。」
まぁ…一般的にはそうでしょうね。私の長い人事マンとしての経験でも、人事課が会社の経営に関わるという意識を持った経営者は多くありせんでした。
でも、「人事課は何もしなくて良い」とは思われていませんよ。
経営者は会社の全体を見ています。売上に直結する部署に多く目が行くのは当然です。人事課は問題が起きたら対応する部署だと思われているかも知れません。それならば、人事課から会社に様々な提案をしていきましょう。
採用、評価方法、給与や賞与の決定方法、昇進・昇格の方法、組織の編成案、会社への帰属意識…いくらでもネタはあります。
10年後の労働力人口のデータも簡単に手に入るし、評価方法をいじれば社員のモチベーションアップで売上も伸びるかも知れません。
外国人労働者の活用や、一人あたりの利益額が他社と比べてどうなのか、等、多大な貢献が可能ですね。ここが人事課の活躍のしどころですよ。
経営者は見過しがちな、しかし経営企画としての機能も果たせるブレイン部署なのです。もし人事課で働いている方がこの記事を見られたら、ご自分のキャリアのために考え始めてみませんか?人事課のチカラを。

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