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執筆者の写真前田智宏

会社の危機 ①

最近、自動車関係が少しずつ騒がしくなってきました。


なぜなら、電気自動車がメインになると必要な部品が大きく変わるからです。


エンジンの代わりにモーター

燃料タンクの代わりにバッテリー

インジェクションは不要になり

ドライブシャフトもホイール内蔵モーターになれば不要


世の中が大きく変わるときには、生き残る会社と消える会社が出てきます。


そこまで極端でなくても、特定の物質に発がん性がある、なんて論文がセンセーショナルに報道されるだけで、その専業メーカーや問屋は一瞬で消えるかもしれません。


意外に会社の危機は簡単に、前触れ無くやってきます。


そこまで激しい動きがなくても、人口が減り続ける日本では、大量消費に頼る企業は存続の危機がゆっくり確実にやってきます。

さて、どうしますか?


新製品であれ、新しい分野への挑戦であれ、あるいはM&Aによる生き残りを図るにせよ、、、生き残りに必要なのは“人”と“知恵”です。


ですが、太平の世を漫然と生きた人たちは、そう簡単に変われません。

あるいは新たな世に期待をかけて、優秀な“考える社員”は、新天地に旅立った後でしょう。


脅しているわけではありません。


多くの企業に関わる中で、すでにそうなりつつある現場をいくつも見てきました。

勝手な妄想でも、誇張した表現でもありません。

すでに起き始めていることです。


大企業はすでに準備を始めています。

中小企業の皆さんはいかがですか?

「人」という財産を活かす組織づくりをしていますか?

今は好景気だから採用が難しいだけ、転職者が多いだけ、なんて思っていませんか?


違いますよ。



斜陽産業から成長産業への労働力の移行が進んでいるんです。


あなたの会社が退職者と同数の採用ができていないのは斜陽産業になりかかっているからです。


私は人事コンサルタントの立場から記事を書いていますが、無用な危機感を煽るつもりではなく

人が定着する組織づくりの大切さを知ってほしいのです。


人口減は避けられません。

ならば、いま働いてくれている社員が育ち、辞めないことが一番の薬になるのです。


※会社の危機シリーズ、数回は記事にしていきます


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