会社の危機 第二弾です。
本日は、世代交代のときに起きる危機についてです。
社長が変わると、新社長は新たな方針を打ち出すことが多いものです。
経営者ですから、それ自体は何ら問題はありません。
ただ、よく起きるのは新たな価値観や手法についてこられない社員が
出てしまうこと。
前の社長の価値観に合う、あるいは賛成する社員が快適に過ごしていた職場です。
そこで
「価値観が変わる」
ということは、
「評価軸が変わる」
ということなのです。
この変化は大きい。
今までと異なる点を評価されるということは、社員自身も動き方を
変えなければならない言うこと。
そう簡単にはいきません。
そうすると、
「方針についていけない」
「今度の社長は…」
など、ありとあらゆる点で反対意見が噴出してくるのです。
これは、自分が変化できない、変化したくない気持ちが形を変えたものです。
なぜそうなるのか。
異なる価値観での行動を、勉強してこなかったからです。
あるいは変化を消化する力を付けてこなかったから。
会社が社員の底力を育成しなかったから。
そうなると大変です。
面従腹背の状態になり、指示は徹底されず、せっかくの新方針も失敗します。
新しいことには全て反対する社員、実は会社の社員育成不足に起因する
ことが多いものですよ。
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