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執筆者の写真前田智宏

就職浪人?やめておきましょう

「希望の就職先に合格しなかったから、就職浪人しようと思います」

それを悪いことだとは言いません。

でも、相談されれば

「やめておけ」

と言います。

企業の人事をしていた立場から言うと、あまり就職浪人した人を雇うメリットを感じません。

就職浪人した人は昨年も同じように就活をして、残った人なわけです。

それからの一年、何をしていたか。

大学に籍をおいていた、あるいは卒業してアルバイトをしていたのか、必死に英語の勉強をしていたのか。

正直に言うと、就職浪人をした学生さんから納得がいく説明を聞いたことがありません

今年も希望の企業には新卒予定の人たちが応募しますし、当然ながら良い人材から内定を獲得していきます。

その中で1年の空白を跳ね返し、一つ若い人たちより優先して採用したい何かがあるか?

無いことが多いです。

政府は卒業から3年間は新卒として扱うよう企業に指導していますが、だからといって企業側が就職浪人した人を優遇するわけではありません。

多くの就職浪人は本人の納得感のためであり、企業に何かをもたらしてくれるものではないのです。

なんでも「本人の気持ちが一番」という風潮が強くなってきました。

でも、当然ながらその結果は自分で負うんですよ。

決して誰かのせいにして良いものではありません。

将来のために厳しい言い方をしますが、新卒の段階で入れる会社に行きなさい。

それが今の貴方の実力なのです。

「自分の納得のために決断すること」 は、いつもベストだとは限りません。




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