株式会社チームグリーン 前田です。
「愛社精神」 あるいは 「帰属意識」 という単語、無意識に使っていませんか?
あ、決して悪いものではないんです。
私も会社員時代はありましたよ。(正確には愛着心だったと思いますが)
ただ、それを就活中の学生や新人に対して使うとなると、
「ブブーッ!(ブザー音のつもり)」
と言わざるを得ません。
シャンプーにたとえるなら、新製品を買う前からファンになることはありませんし、ましてや店頭でパッケージを見ただけで
「ぜったい長く使う!」
なんて有りえませんよね。
会社も同じです。
「入社に対する熱意」
は求めても良いのですが、お見合いの段階で
「愛しているか」
は難しい。
でも意外にも面接後の合否判定の際、この点にこだわる方が多いです。
会社が愛してくれるように努力してこそ、成り立つ言葉です。
「愛社精神」
を呪文のように、理屈を超越するものとして使っては逆効果です。
「キミには愛社精神がないのか?」
そう言う場面はどんな状況ですか?
職務上の必要性は全くないんですよね。
往々にして、会社や自分たちの至らなさを覆い隠すために使う言葉です。
ましてや新卒や新人には、意味不明の言葉になってしまいます。
採用担当者や人事スタッフ、他の社員からにじみ出る、会社や仕事に対する熱い思い。
それこそが新人や新卒の心を動かします。
会社が社員を愛する気持ちは、仕事の中で育むものと心得ましょう。
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