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執筆者の写真前田智宏

日本の企業の真実

今回は昔からの日本企業の真実を書きますね。

良い悪いは別のこととしてお話しますので、お付き合いください。

若い頃は安い給与でしっかり働き、歳を取ってからはご褒美として高い地位と給与、楽な仕事で報いられるようにできています。

自分の組織や一般的な会社を思い起こしてください。

そんな感じではありませんか?

若い頃はどれだけ一所懸命に働いても給与は高くありません。

給与が自分の働きと見合わないと感じることも多いはずです。

でも昇進するにつれて、権限と責任は増えますが、仕事は相対的にラクになっていきます。

給与のほうが自分の働きを上回っていると感じることが増えていくのです。

これは当然のこと。

そういう仕組みの企業で働いているからです。

若い頃の苦労は、組織で生き残った中高年が高い地位と給与、ラクな仕事で報いられるのです。

日本の伝統的な企業の人事制度ですね。

若い人には文句もあるでしょうが、コレもひとつのあり方かと思います。

それが良いと思う人はそういう会社で働くし、イヤな人は違う仕組みの会社で働けばいいわけです。

中高年になっても若い頃と同じように働けて、定年までずっとそれを続けたいと思う人には不満が大きくなるでしょう。

「最初からその給与をくれ。」

と。

ただ一般的には、加齢によって体力も気力も落ちてきます。

上がるのは、経験と知力。

それらを武器にして、体力的には楽な立場で仕事をし、体が動かないぶん知力を出す。若い頃に安月給で激しく働いたぶんを、歳を取ってから取り返すわけですね。

こういう仕組みで昔からの日本の企業は給与制度を決めてきました。

これからは変わっていくと思いますが、でも決して悪くない仕組みなのですよ。

ただ、合う・合わないは当然ながらありますが。

この記事も、昔からの制度の企業を批判しているのではありません。

日本人の気質、あるいは体力的な自然の衰えに対応した制度であることを解説しています。

古くさいと批判されがちな制度ですが、意外に現実に即した制度だったりするのです。




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