頑張って管理職になった皆さん、おめでとうございます。
今回の記事は、少し刺激的かもしれません。
初めて管理職になったら、まずやってみて欲しいこと、というお題です。
ではいきなりスタートです。
以下の3点を実施してください。
① 部下の評価(給与アップからクビも含めて)
② 経費を権限いっぱいまで使う
③ 重役出勤
どうですか?
できそうですか?
どれも、本当の管理職には必要なことです。
まず解説しましょう。
① 部下の評価(給与アップからクビも含めて)
さてさて、評価はだいたい6ヶ月毎にする企業が多いですよね。
もちろん管理職になったら、あなたの役割です。
最高点をつけるもよし、最低点を付けて、部下を解雇寸前にしても構いません。
でも気をつけて欲しいのは、公平であること。
好き嫌いで点数をつけることは出来ません。(影響をゼロにもできませんが)
そして、もし解雇寸前になる最低点の部下がいるとしたら…
あなたの責任です。
評価は給与やボーナス決定が目的ではありません。
良い点・悪い点を本人に知らせ、能力の向上をするためのものです。
あなたは評価し、その結果を持って部下の育成に取り組む必要があるのです。
評価をするということは、育成の責任を持つということ。
その覚悟を持って、しかし恐れずにやっていただきたいのです。
② 経費を権限いっぱいまで使う
これまた刺激的ですねー。
会社からは経費削減をうるさく言われ、コピー用紙の裏紙をまた使うことさえあるのに、経費を使え?
はい、遠慮なく権限の範囲で使ってください。
管理職でなかった頃は、あなたは経費を使うことが「罪悪」であるかのように感じていたことと思います。
これ、間違いです。
決裁権限を持つということは、その金額までなら、あなたが間違いなく会社のために使ってくれると会社から預けられたお金です。
存分に使ってください。いや、まずは使うことを覚えてください。
そしてポイントが1点あります。
「活きた経費」
にすること。
無駄な飲み食いに使うのではなく、飲食なら使ったお金以上の価値がある人と使う。
2,000円の本を買ったなら、それを仕事に生かして何十倍にもして会社に貢献する。
グリーン車に乗れるなら、体がラクな分だけ仕事のパフォーマンスを上げる。
お金って、使うトレーニングをしないと使えないんですよ。
特に、「活きたお金」を使うには練習が必要です。
怒られても構いません。まずは使うことを覚えてください。
管理職は、経費を活かすのが仕事です。
③ 重役出勤
エエッ?
と思いましたか?
そうなんです。あえてやってみてください。
本当の管理職は、出退勤が自分の裁量で可能です。
「それでは部下の監督が…」
と不安になりますか?
それはあなたの部下育成が甘いから。
あなたがいなくても、通常の業務は済む体制が必要なのです。
そしてもう一つ。
管理職は「管理」が仕事であって、四六時中「監視」をすることが仕事ではないのです。
要するに、「仕事を期限までに高いクオリティで仕上げるようチームを率いる」ことが仕事なのです。
だから、職場にあなたの姿があるかどうかは問題ではありません。
職場をあえて離れることも練習が必要です。
もし重役出勤が出来ない職場なら、何か口実を付けて外出しても良いし、早退しても良いでしょう。
あなた自身は不安になるでしょうが、管理職たるもの、部下を信じて仕事を任せる勇気が必要です。
これまた訓練しないと、なかなか難しいのですけれどね。
管理職にもトレーニングが必要なのですが、部下育成やチームに対するトレーニングの他に、あなたが非管理職の考え方から、管理職の考え方に脱皮するという、とても大切で疲れる作業がいるのです。
いままで非管理職だったのですから、なかなか急に管理職としての行動や考え方に切り替えられないものですよ。
上に書いた3つ、ぜひトライしてみてくださいね。
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