はい、プロの人事屋、株式会社チームグリーン 前田智宏です。
今日はですね、ちょっと厳しい内容です。
もうタイトルからして厳しいですよね。笑
でも、多くの企業にとって人材育成の経費は無制限ではありません。
限りある予算をどう配分するかという点が重要です。
私は長いあいだ、多くの社員を見てきました。
明確に分かれるのは、育ちやすい社員と、育ちにくい社員ですね。
家庭での教育なら、そんなことは言っていられませんが企業は別です。
底辺の底上げを考えるか、中間層を育てることにするのか。
もちろん中間層が優先です。
この層がいちばん教育効果がわかりやすく、人数も多いからです。
効果が出やすい、人数が多い。
この点を考えれば、ここにいちばん予算を投入するのは当然ですよね。
では底辺(イヤな呼び方ですね)は?
後回しでいいです。
新入社員は別ですが、数年以上経過して社員のレベル的に底辺ならば育ちにくい社員なのです。少なくともあなたの会社では。
多くの予算と時間を投入しても、効果は少しずつしか上がりません。大企業ならともかく、中小企業では優先順位は下がってしまいます。
もっとキツイことを言いますね。
肥料をやろうが日光に当てようが、発芽しない種、伸びない芽もあるということです。
私は社員教育・教育制度のプロですが、全員が一律に高いレベルのスキル&マインドを身につける制度は作れません。
学校教育でさえ、最低点で修了する人もいれば、主席卒業もありますもんね。
特定の環境下では、育ちやすい社員、育ちにくい社員が出るのは仕方がないのです。
(育ちにくい社員がどうでも良いわけではありませんよ)
投入した資源の効果が最大限にでるよう考えるのが経営者。
ならば人材育成も同様、最大限に資源を活かしましょう。
社員の給与が上がるのは、その能力が上がるから給与も上がるのです。
高い給与を払うために、高いレベルの人材を育成する。
簡単な原則ですが、意外に社員は自覚していなかったりしますよ。
ただ勤続年数が上がったから給与が上がるわけではないという点からの教育も入社後すぐに教育しておくと良いですね。
株式会社チームグリーン 前田智宏
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