まず結論です。
RPA(ロボットによる業務自動化:Robotics Process Automation)は必要です。
そんなことをすると、働き口が減るじゃないか!とお叱りを受けるかも知れません。
しかしご安心ください。
省力化のスピードより、労働人口減少のスピードのほうが早いですから。
ただ、単純な作業を続ける仕事は間違いなく減ります。
DMの発送、単純な入力業務、簡単な判断しか必要としない事務処理などは近いうちに仕事が激減するのは確かです。
----------ここから余談----------
企業で採用担当をしていた頃、「事務職を希望します」という学生さんをたくさん見てきました。彼らの言う事務職は、単なる「営業職の対義語」なので深い意味はないのですがコツコツとデータ入力やチェックを続ける…というイメージの「事務職」ならば就職先は無くなっていくでしょうね。そういう時代です。ならば人間は何をすればよいのか。それについては、また別の機会に述べることにしましょう。
----------ここまで余談----------
RPA(ロボットによる業務自動化)は、人が働く領域を変えるツールです。
単なる省力化や残業削減のツールにとどまりません。
数年先には、会社の人事課機能から給与計算や社会保険手続きはなくなるでしょう。(細部を自動化する技術がなかったから、仕方なく社員がやっていただけの仕事なのです)
面白い時代になってきましたね。
自分の立ち位置を自分で決める
働く場所を自分で作る
働き方を自分で決める
働く領域を自分で決める
こんなことが自由にできる時代が、ようやく実現されようとしています。職種にしばられて能力を発揮できなかった人たちが、RPAによって開放されると言ったら、誇大妄想でしょうか。笑
でも、各専門分野のあり方が大きく変わるのは確かです。個人的には、どんな世の中になっていくのかワクワクしながら見ています。
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