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  • 執筆者の写真前田智宏

【使命感と責任感】

「使命」を言えますか?


例えば

「え?私は人事だから、労務管理や給与計算の責任はあるよね。社員の研修も人事課で責任を持ってやってるよ。」

なるほど、そうですね。で


も、お聞きしているのは「使命」です。

改めて聞かれると、とっさに言葉が出てきませんよね。

私もそうでした。

どうしても「使命」という言葉を使えと言われれば、

「給与計算や支払いを正確に遅延なく行うことで、社員の生活を支えることが私の使命です。」

とでも言いましょうか。


「使命」と「責任」は似ているようで、実はずいぶん違う言葉です。

「使命」は非常にポジティブな感じがします。例えば、宇宙戦艦ヤマトの主題歌の二番の歌詞には「地球を救う 使命を帯びて」という一節があります。これがもし「地球を救う 責任を帯びて」だったらどうでしょう?


なんだか悲壮感が漂いますよね。無事に帰れる保証のない宇宙の彼方まで、しかも敵と戦いながら向かうには、自発的な動機が必要なのです。これが「責任」になると、嫌々ながら行くイメージになり、失敗したらとんでもないことに…という印象が強くなります。


そう、「責任」という言葉は実はネガティブなのです。消極的な動機づけと言えるでしょう。


経営者や管理職だけでなく、一般社員も「使命感」を持つことで非常に強くなれます。


ダイエーの創業者である中内氏もこう言っていました。

「人間は弱い。しかし信念や使命感で行動するときは、なぜか非常に強くなる。」


組織運営においては、組織・個人の使命感をしっかり意識づけすることで、強力な前進力になります


これは人事制度の重要な要素の一つです。ぜひ組織運営に「使命感」を使ってください。


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