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  • 執筆者の写真前田智宏

【報連相 不要論】

題からして逆説的ですね。


報告・連絡・相談を略して「報・連・相」。


語呂が良いので言いやすく、あたかも重要な言葉のように扱われています。

しかし、報連相をうるさく言う上司のもとでは、部下は成長しません

もちろん報・連・相を頻繁にさせれば上司は安心です。こと細かに状況を把握できますから。(余談ですが、判断を全て自分でやろうとする管理職、けっこういますよ)


では実際に「報連相が大切なんだ。」と部下に言う場面を想像してみてください。

自分が知らなかったことを不快に思うあなたが、問答無用で部下を叱る時に使うシーンが多くないですか?


加えて言えば、あなたが求めるままに部下が「報連相こそ大切な仕事だ」と勘違いし始めたら…報連相のせいであなたの仕事は止まります。


少なくとも管理職の仕事はできなくなります。

そしてあなたは部下にこう言うのです。「それくらいのこと、自分で判断してやっておけよ。」と。


おそらく部下にとっては「報連相をしつこく言うくせに、実際にやると叱られるなんて。」と思うはずです。

そもそも、どこまで進んだら内容を見せてほしいとか、○○のような案件が来たら教えてほしい、などを部下に指示しましたか?それを抜きにして「そんな大切なことは上司に報告するのが常識だ。」と言ってはいけません。


大切かどうかは、上司であるあなたと部下では認識が異なります。

理想は、部下が自分で考え、自分で仕事を完結する状態です。


あなたは進捗管理と、仕事の出来栄えに責任を持てばよいのです。(上司の役割については、いずれ別の記事にしますね)

もちろん放任で良いとは言いません。


・何が起きたら報告する

・どこまで進んだら見せる

・どうなったら相談する


このように、あらかじめ報連相の関所を自分と部下の合意事項にしておく必要があるのです。

少なくとも明日からは、部下に「報連相ができていない!」と叱る前に、自分はどのような場合に「報連相」をせよと指示したか、考えてからにしましょう。部下が成長するにしたがい、わざわざ報連相という言葉を使うことはなくなります。


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